シンポジウム開催
第12回シンポジウム「文化財を守る」
-記憶をつなぐ 災害の歴史を知り、伝えるために-
第12回シンポジウム「文化財を守る」 -記憶をつなぐ 災害の歴史を知り、伝えるために- を10月25日(土)に熱海市の起雲閣にて開催し、金子浩之氏(伊東市教育委員会 生涯学習課 市史編さん担当主事)・増山順一郎氏(下田市教育委員会 生涯学習課 社会教育係 主査)が災害から街や文化財を守るための考えをそれぞれの見地から講演した。その後、日比野秀男氏(常葉大学造形学部特任教授)を交えてのシンポジウムを行い、静岡県文化財等救済ネットワーク関係者間での情報交換とともに、災害時のみならず平常における文化財の保存についても意見が交わされた。 |
会場の様子 |
|
シンポジウムを前に、起雲閣の見学会も行った。
友田義範 ともだよしのり | ■森町 昭和5年生まれ 友田家住宅が重要文化財に指定されて以来、40年の永きに亘り奉仕的な管理をしている。文化財の公開にもご理解ご協力いただき、重文の民家に宿泊という滅多にない体験も出来る。訪れる方にはお茶の接待、かまど炊きごはんや山菜の提供、囲炉裏の体験などのおもてなしをしてくれる。 奥さんのカネさんとともに文化財の保存と活用に貢献されている。 |
田村貫一 たむらかんいち | ■静岡市 昭和9生まれ 福島県出身 塗師 昭和28年より福島県原町市において漆師となる。 昭和44年、静岡市葵区にて独立。 以来長年に亘り、静岡浅間神社および全国の寺社の補修工事を行っている。 ○主な修復工事 昭和55年より、重要文化財 静岡浅間神社 回廊、総門天井、拝殿、 本殿、楼門など、静岡浅間神社の修復工事に従事。 富士宮市(富士山本宮浅間大社)、山梨県(長安寺・熊野神社・高野家住宅)、愛知県(犬山城・津島神社・御剣神社)、千葉県(飯高寺・法華経寺)、大阪市(春日大社)、鳥取県(大神山神社)など |