シンポジウム開催
第11回シンポジウム「文化財を守る」
-災害から文化財を守るために-
第11回シンポジウム「文化財を守る」 -災害から文化財を守るために- を10月19日(土)に静岡県庁において開催し、大谷宏治氏(静岡県考古学会)・鈴木敏則氏(浜松市博物館長)が災害から文化財を守るための考えをそれぞれの見地から講演した。その後、高松良幸氏(静岡大学教授)を交えてのシンポジウムを行い、静岡県文化財等救済ネットワーク関係者間での情報交換とともに、災害時のみならず平常における文化財の保存についても意見が交わされた。 |
会場の様子 |
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シンポジウムを前に、日比野秀男氏(常葉大学特任教授)を講師に
「我が家のお宝守り方入門」と題し、ワークショップを行った。
友田義範 ともだよしのり | ■森町 昭和5年生まれ 友田家住宅が重要文化財に指定されて以来、40年の永きに亘り奉仕的な管理をしている。文化財の公開にもご理解ご協力いただき、重文の民家に宿泊という滅多にない体験も出来る。訪れる方にはお茶の接待、かまど炊きごはんや山菜の提供、囲炉裏の体験などのおもてなしをしてくれる。 奥さんのカネさんとともに文化財の保存と活用に貢献されている。 |
田村貫一 たむらかんいち | ■静岡市 昭和9生まれ 福島県出身 塗師 昭和28年より福島県原町市において漆師となる。 昭和44年、静岡市葵区にて独立。 以来長年に亘り、静岡浅間神社および全国の寺社の補修工事を行っている。 ○主な修復工事 昭和55年より、重要文化財 静岡浅間神社 回廊、総門天井、拝殿、 本殿、楼門など、静岡浅間神社の修復工事に従事。 富士宮市(富士山本宮浅間大社)、山梨県(長安寺・熊野神社・高野家住宅)、愛知県(犬山城・津島神社・御剣神社)、千葉県(飯高寺・法華経寺)、大阪市(春日大社)、鳥取県(大神山神社)など |
遠藤まゆみ えんどうまゆみ | ■静岡市 名勝として指定されてきた三保の松原の保存、景観維持、地域の活性化などに活動してきた。 特にNPO法人 三保の松原・羽衣村の活動では三保の松原保存維持活動はもとより『三保の松原・美の世界?図説・三保の松原読本』(平成22年3月13日刊)により、三保の松原と富士山を描いた絵画作品を紹介するなど三保の松原に関わる研究成果を発表している。 |