調査研究紹介
天竜浜名湖鉄道における歴史的建造物群調査
沿革 | 駅名一覧表 | 調査例【調査例(天竜二俣駅本屋)】
●所在地 浜松市天竜区二俣町阿蔵114-2
●建物名 駅本屋
●建物財産票 16110 043-03-1001 昭和15年 静岡鉄道管理局
●建設年月 昭和15年1月
●規模 459.9㎡
●構造形式・特徴
木造、平家建、切妻造、桟瓦葺、北面する。外壁縦板張り。背面は屋根を葺き降ろしており、かつては乗降場上家に使用していたと思われる。駅務室の出札窓口が、広い待合室に突出している。待合室の天井は船底天井に造られ、開放感に溢れている。
二俣線全線開通の昭和15年6月に合わせて、建設された駅舎である。当時は「遠江二俣」という駅名であった。東側に、天竜浜名湖鉄道株式会社の本社が併設されている。
【調査例(天竜二俣駅 下り旅客上家)】
●所在地 浜松市天竜区二俣町阿蔵114-2
●建物名 上り旅客上家
●建物財産票 建物財産標 鉄 旅客上家1号 昭和15年1月
●建設年月 昭和15年1月
●規模 204.5㎡
●構造形式・特徴
木造、平家建、切妻造、波形鉄板葺。柱二本の上部に、挟み梁・頬杖・登り梁などでトラスを形成して、屋根を受ける。各柱列を、二枚の桁で繋ぎ上家を構成する。両端の柱間各一間及び中央柱筋は、鉄製レールの柱・桁が使用され、構造的な補強を意図したものと考えられる。全線開通当時の、旅客上家が残存する貴重な遺構である。
|
南西面
| 上家内部(レール柱筋)
|
小屋組詳細(木製柱間)
| 当初の建物財産標
|
【調査例(天竜二俣駅 下り旅客上家)】
●所在地 浜松市天竜区二俣町阿蔵114-2
●建物名 上り旅客上家
●建物財産票 建物財産標 鉄 旅客上家1号 昭和15年1月
●建設年月 昭和15年1月
●規模 204.5㎡
●構造形式・特徴
木造、平家建、切妻造、波形鉄板葺。柱二本の上部に、挟み梁・頬杖・登り梁などでトラスを形成して、屋根を受ける。各柱列を、二枚の桁で繋ぎ上家を構成する。両端の柱間各一間及び中央柱筋は、鉄製レールの柱・桁が使用され、構造的な補強を意図したものと考えられる。全線開通当時の、旅客上家が残存する貴重な遺構である。