1 | 受賞団体 | 春野町郷土研究会 |
代表者 | 小林金治 | |
文化財の指定 | --- | |
活動の内容 | 3 | |
所在 | 春野町 | |
概要 | 組織沿革 当会は昭和48年9月、文化財調査委員と春野町文化財保護条例により指定された町内所在の文化財の調査保護に関心のある同志を中心に組織され、町民の文化遺産に対する保護意識の高揚を図ることを目的に設立された。 会員124名 主な活動 調査・研究事項の発表の場として、会発足以来の会報「温故知新」の発行を定期的に行い、広く広報すると共に、県内外の伝統芸能等の見学も積極的に行っている。 主な活動記録
今後の課題 高齢化の進む当町では、今後、なお一層郷土の歴史・民俗・芸能等の保護に努めていく必要があると考えられる。 都市化が進む中で、地域の人々に対し、里山の文化を後世に伝えるための働きかけを行っていきたい。 |
2 | 受賞者 | 松浦昭次 |
代表者 | --- | |
文化財の指定 | --- | |
活動の内容 | 2・5 | |
所在 | 藤枝市 | |
概要 | 選定保存技術「建造物木工」の概要 わが国の建造物は近年まで木造がその主流であり、従って建築技術は木工技術によって代表され、それは世界に類例稀なほど精巧な成果を示すものである。しかし、近年では、材料、工具等の変化や、いわゆる近代建築の隆盛に伴って、古式の木工技術を体得する者は少なく、次第に技術水準が低下しつつある。特に文化財建造物の保存修理に当たっては、各時代の木工技術の正確な踏襲、再現が求められるところから、現在数少ない木工技能者が体得している古式の木工技術を伝承させ、錬磨してその水準を確保する必要がある。 略歴 昭和4年8月21日 生まれ 静岡県藤枝市 在住
中世建築の細部意匠や軒の納まりに興味を持ち、日本の歴史的木造建築に使われた技術の研究と修得に努力するようになった。昭和25年、重要文化財「護国院多宝塔」の修理工事をきっかけに国宝、重要文化財建造物の修理に携わるようになった。その後、一貫して国宝・重要文化財建造物の修理工事に従事し、各時代の技術、技法の調査研究に努力した。「苗村神社西本殿」など国宝5ヶ所、法隆寺の山門など重要文化財27ヶ所の修理に携わり、平成11年に「技術者の人間国宝」(選定保存技術保持者)に認定される。中世の規矩術に造詣が深く、高度な技術を修得しているとともに、「文化財木工技術保存会」の結成にも尽力し、現在は会長を務め、後継者の養成、指導にも精力的に取り組んでいる。 主な修理歴
著書 「宮大工と歩く千年の古寺―ここだけは見ておきたい古建築の美と技」(祥伝社) 「宮大工千年の知恵―語りつぎたい、日本の心と技と美しさ」 (祥伝社) 「宮大工千年の「手と技」―語りつぎたい、木を生かす日本人の知恵」(祥伝社) 等 |