文化財を未来に伝える 一般財団法人伊豆屋伝八文化振興財団

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受賞者(団体)一覧

平成19年度 
第6回伊伝財団文化財保護振興奨励賞 受賞者(団体)一覧

伊伝財団賞の候補となる活動の事例

1.文化財所有者で文化財の公開を通して、文化財保護の啓蒙活動に貢献している個人(団体)2.文化財所有者ではない者で、文化財保護のために保存活動に貢献している個人(団体)
3.文化財に関する調査研究を行い、成果を出している研究者(団体)
4.児童生徒で文化財に関する研究活動、又は保護活動をしている個人(団体)
5.文化財を保存するための技術の向上に努めた、又はその技術の承継に貢献している個人(団体)

1 受賞者 前田匡一郎
 代表者 --- 
 文化財の指定 --- 
 活動の内容 3
 所在 静岡市
 概要

主な活動内容
徳川幕府の旗本・御家人約2万3千戸のうち明治維新後、静岡に移住した約1万3千戸の旧幕臣たちの生没年、家系、幕府時代および維新後の略歴、墓地などを調査し、『駿遠へ移住した徳川家臣団』として5編の本にまとめ3,371名に及ぶ名簿を作成した。

主要な業績
前田氏の調査は遺族、寺院、図書館、資料館など徹底しており、徳川家臣団が明治初期に果たした役割は様々な分野で大きな功績があり、今後牧之原開拓の人々の動向を知る上でも貴重な資料となることは間違いない。


2
 受賞団体 草薙神社龍勢保存会
 代表者 会長 原 忠
 文化財の指定 平成15年県指定
 活動の内容 5
 所在 静岡市
 概要

主な活動内容
かつては全国各地であげられた龍勢花火も衰退が著しく草薙も中断と復活を繰り返した。昭和58に保存会が結成され伝承体制が整備され、毎年開催されるまでになった。

主要な業績
平成19年には大御所四百年祭記念事業として「全国伝統花火大会in静岡」の開催に尽力。全国各地の伝統花火の普及・啓発に貢献した。地域の小学生の大会への参加を促し、普及活動にも貢献している。


3
 受賞団体 朝比奈龍勢保存会
 代表者 会長 前島勝己
 文化財の指定 平成15年県指定
 活動の内容 5
 所在 岡部町
 概要

主な活動内容
六社神社の秋の礼祭に実りの感謝を込め、龍勢を奉納するために打ち上げられており、発祥は戦国時代の狼煙が起源と言われる。最古の記録は明治12年に製造とある。昭和53に保存と伝承を目的に各地区の「龍勢連」と呼ばれる12の連で保存会を結成。ほぼ3年に一度打ち上げられている。

主要な業績
平成2年からは龍勢の打ち上げを岡部町の行事と位置づけ、県内外から2万人以上の観光客が訪れるようになり、保存会はその行事の中心的な役割を果たし、朝比奈龍勢の保護・保存とともに知名度を全国的なものに広めている。


4
 受賞団体 伊豆長八作品保存会
 代表者 会長 近藤二郎
 文化財の指定  --- 
 活動の内容 3・5
 所在 松崎町
 概要

主な活動内容
昭和47設立。「伊豆の長八美術館」(昭和59年完成)の建設に貢献。作品の保護、調査、資料収集に努めるとともに漆喰鏝絵文化を広く知ってもらうことに力を入れている。保存会の全面協力により平成1年「伊豆長八作品集」が発行される。

主要な業績
長八の鏝絵が今ほど知られていない昭和45年頃より、長八の作品の保護に力を注ぎ、保存会を設立後は作品記念館の建設に尽力。作品の調査、資料収集とともに漆喰鏝絵文化の普及にも貢献している。



お問合せ先:一般財団法人 伊豆屋伝八文化振興財団

〒420-0064  静岡市葵区本通1丁目2-18-101  両替町ラ・フォンテーヌ1階
TEL.054-291-4100  FAX.054-291-4353  E-mail.denpachi@minos.ocn.ne.jp